ドアが開く音がして、、

ドアが開く音がした。
ギターを弾きながら目を遣ると、
ドアが開いた一寸の隙間から、彼女の顔が濡れた髪の塊の中から
微笑みながら顕れ、
“汗一杯になてるでしょう? 一緒じゃ、いや???”
いやな訳がない. 返事もせずにすぐにギターを置いて、
スボンを剥ぎシャツをむしって、
二人入るにはすいぶん狭いシャワー室に駆け入った.
彼女は体一杯泡で包まれていた。 
そして両手にその泡を持って、僕に投げつけてきた.
僕は笑顔でそれを受けた.
そして、猛々しく主張をしている僕に、手の泡をのせ、
泡でくるんでしまった.
そして僕の顔を見上げ、クスッと笑った。