ステージに目をやると、、、

セッチングも済み、スタッフが袖へと引っ込むや、
客席などのテレヴィカメラが準備万端の体でステージに狙いを定め出した.
ドラムが、ホーンセクションが、ベースが、そしてギターが、
テレキャスを左利きに構えるギターリストはちょっと見、メキシカンに想えた.
ドラムがカウントをだし、お決まりのブギーが始まった.
コギミ良いリズムが叩きだされ、ホーンが乗っかり、
ベースが支え、ギターがリフを重ねる. 
心地良いグルーブが会場を満たすと、ステージ下手からジョンメイオールが登場、
ベースが煽り出すとジョンはブルースハープでそれに答えるようにバンドを引張る.
さすが百戦錬磨のジョンメイオールと感心する。 
いつもの、ちょっと鼻に懸かったような声を時にはりあげ、
ブルースナンバーを演奏して行く.
カルロスモントーヤと発音したと想う、ギターも素晴らしいソロを挟みながら、
的確なバっキングでジョンをサポートする。
日劇でも見せてくれたラリーのプレシジョンベースでのソロは、今も健在だ.