ライブスペース、ロキシー

ラリーに軽い会釈をした後、入り口を通りぬけると、
中はもう満員に近い人で込み会ってた。
スタッフの一人が僕を見つけ、“お連れは?“と聴いてきたので、
“一人です.“と答えると、
”じゃあ付いてきてください.“ と開いてる席を探してくれた.
腰を降ろした席は、男性一人、女性二人のグループの席だった. 
ステージをちょっと斜めに見上げる席に座ると、
軽く名前を告げ、日本から来た事を話した.
ちょうど前に座ってた女性は興味を持ったらしく、
”日本ってどんなとこ?”と聴いてきた.
“東京は知ってる?“
“東京は、ニューヨーク見たいだけど、日本には一杯田舎があって、
そこに緑の山があって、スッゴーク良い所だよ、、“
“そんな田舎に住んでるんだよ。”と伝えたが、分かったかどうか???
そうこうするうちに、ステージにT−シャツ姿の人が出てきて、
ドラムのセッティングを始めた. 
キックバス、スネアーをちょと叩くのだが、それが音楽になってる.
まだステージ上は明かりが薄くらいままなのだが、、
ちょっと叩いてはセッティングをなおし、また叩く.
これだけで充分の腕前が伝わってくる. 
頭のなかで、???が渦巻く. 
そのT−シャツ姿の人はセッティングを終えたようで、スーット消えた. 
そしてしばらくすると、MCが流れ、その一部は
”THE MOST FAMOUS R&B BAND FROM NEW YORK ”
と言ったように想う。
そして何人かのプレーヤーがギター、ベースをもってステージに現れた。
胸にはおなじ文字の書かれた色違いのT−シャツを着ている.
その胸の文字は “STUFF”