昼下がりのロスの町を、、、

モーテルでシャワーを済ませると、ロスの待ちを散策する事にした。
サンセット通り、チャイニーズシアター、でも、結局、楽器店に寄ってします.
大通りに面したギターセンター等は、ごく新しいギターアンプが所狭しと並べてあり、
僕の興味を満たすものはなかった。 
通りを歩いていると、色んなビルの壁、屋上に、
レコードジャケットを何倍にもした広告が飾ってある.
ピーターフランプトンの “ライブ“, 
そして、ビージーズ が参加してた、“サージャントペパー“、が目に付いた.
そして、ロスでも指折りのライブスペース、“ロキシー”に辿り付いた.
夜の8時からの開演で、なんと、ジョンメイオールバンド、とある.
”こりゃあ見ない手はないぞ”と流行る心を押さえた。
時間はまだ充分あるので、食事をして本屋さんを覗いて、、、
急な予定変更のスケジュールを考えた.
(あっ、元々スケジュールは組んでない旅でした。)
ロスはスケールの大きな町で、歩いてあちこちするのはほんとに大変ですが、
今回は仕方がないです。なにしろ貧乏旅ですので、、、
食事はハンバーグで済ませて、、時間とお金を節約します.
楽しい時間は想いの以上に早く過ぎてしまいます。
なにをしたかも分からない位に、。。。
気が付くと7時になろうとしていました。
ちょっと早足で”ロキシー”を目指します. 
入り口に辿り付くと、もう、ティケットカウンターの前には20人位の列が出来ています。
列の最後方に並び周りを見ると、もうティケットを手にした人達が
入り口に向かう列を作っています。
そして反対側に、10人位の人の輪が出来ていました.
中心にはテンガロンハットを被った、小太りの人が
取り囲む人達に愛想を振りまいてる様子です。
なんと、1970年、日本最初のロックフェスティバルに来日した際に
JOHN MAYALL BANDでベースを担当していたラリーテイラーです。
ティケットの列が進み、無事手に入れると、早速ラリーの輪に近ずいて、
廻りの話しが済むのを見計らい、
“はい、ラリー、僕は日本で貴方の演奏を聞きました.
貴方のベースソロは素晴らしかったですよ、、“ と握手を求めた.
彼は、”ああ、あの時は実に楽しいトゥアーだったよ、今夜も楽しんで行ってくれ、、”
と強い握手で返してくれた.
(彼は日本でもお馴染み、ザ ベンチャーズのドラマ―、メルテイラーの弟にあたる.
そして彼が以前在籍していたキャーンドヒートのギター、ハープ、ボーカルを担当していた
アルウィルソンは、おなじベンチャーズリズムギターリスト、ドンウィルソンの弟だ。
兄弟同士で、こうも違ったバンドに二人が在籍していた事は、不思議に想えた。)