RESOPHONIC

NATIONAL RESOPHONIC 
1950年代後期から、60年代中期の間に作られたと想われる、
スチューデントモデル。
所謂、フォークリバイバルの際に生産中止状態であった、
リゾネイタ―ギターへの人気を見越してソリッドボディーで、
低価格で学生をマーケットとして作られたと考えられる.
ショートスケールで、ネックははかなり太く、二つのボルトで止めてある.
リゾネイターは同じ物が使われてて、
音量はボディーの共鳴がないため、想ったより小さいが、
金属リゾネイタ―特有の音は保っている.
ボディー裏側にも金属で出来たカバーが表と同じ蜂の巣状の装飾をもって付けられてる.
ボディーはソリッドで、全体をセルロイドの薄いカバーで被った状態で、
その色は、白、黒、グレイ、赤、ピンク、等があった。
レギュラースタイルでのプレイ用とは別に、
膝の上でのスライド用に、スクウェアーネックもあった。
こちらは、ボルトオンネックではなく、
ボディーと一帯のネックで、形状も違いがあり、少々レゾナンスも大きい。

私のプロフィルにイラストで使ってあるのがその物で、
色はコントラストを出す為に黒くしてあるが、実物は白。

ナッシュビルまで来てカントリーの殿堂を拝まずに帰るのも不謹慎だが、
この時期、僕はカントリーに殆ど興味が無かったので、
すぐにニューヨーク回りで、ボストンに行く事にした。
空港までのシュアトル便から、オープリー公演等を眺めた.
空港に付くとちょっとだけポストカードなどを買って、
ナッシュビル気分を記憶に留めて置く事にした。
ニューヨークの空港に付きボストンへの便の時間を確かめて、
再度、48番街に行って見た.
今度はナッシュビルで入手したギターを持って、、
ある楽器店の店頭で、店のスタッフが、
目ざとくそのギターを見つけて、声を掛けて来た.
“ギター売りたいのか?“  ”いや、昨日買ってばかりなんだ.“
“何処で買った? いくらだった?“  “ナッシュビルで、$160だよ。“
“おお、安く買ったねえ。 うちでは$250.00は下らないよ、、“
そんな遣り取りをした。 
今回もそう変わった物は見られなかったので、空港に戻りボストンに飛んだ.
ボストンに再度飛んだのには、訳があった.
一つには、ロバートが又会いたいと言ってたのもあったが、
大好きなフィービースノウと、ダニーハザウェイのコンサートを見逃したくないからだった.